第27回日本子ども健康科学会学術大会に参加・発表しました
2026年2月7日・8日に長野県佐久市で開催された第27回日本子ども健康科学会学術大会に参加しました。
本大会では、REONカウンセリングより本田・井森がポスター発表を行いました。
発表① 摂食障害女性やひきこもり男性の母親に対する
イネイブリングに焦点を当てた行動コンサルテーション
摂食障害やひきこもり・不登校支援において、家族の行動が当事者に与える影響に着目しました。
母親のイネイブリング行動を整理・分析し、家庭における対応の見直しを行うことで、
食行動や外出頻度などに改善が見られた事例についての研究発表です。
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発表② 場面緘黙傾向の年中女児に対する介入
―担任および母親に対する行動コンサルテーションの効果―
本研究では、正式な診断はついていないものの、保育場面において発話が困難であった場面緘黙の女児に対し、担任および母親への行動コンサルテーションを実施しました。母親や担任が、家庭や園における接し方について具体的に話し合い、練習した上で実行するという内容でした。
刺激フェイディングや随伴性マネジメントを組み合わせた行動的介入により、この女児は園場面でも発話できるようになりました。女児の発話に対する介入方法の効果を検討した事例です。場面緘黙の児童への介入で、ここまでデータを基に支援をしている機関、多くはないはずです。

学会参加を通して
本学会では、子どもの心・体・環境を多角的に捉える研究発表が多数行われ、臨床実践と研究の橋渡しについて多くの示唆を得ることができました。特に、アトピー性皮膚炎などのアレルギー治療では、症状が皮膚表面に出現する前の段階から「プロアクティブ」な治療を目指しているという点が印象的でした。プロアクティブの反対はリアクティブだそうです。不安症介入の領域においても、不安を解消するというような介入よりも、「不安でも仕事や楽しみのために続けよう」という前向きな取り組み(ポジティブ行動支援;PBS)が推奨されています。そのことを再確認させていただいた学会でした。
今後も、エビデンスに基づく支援(応用行動分析学:ABA)を軸に、研究と実践の両立を目指してまいります。
