Q. 発達障害は治りますか?

A. とても難しい質問です。発達障害という概念は非常に広範囲に用いられるので、そのお子さんによります。自閉症スペクトラム(ASD)の典型的な特徴(例えば独語、フラッピング等)の多くを持つお子さんの場合、成長してもその特徴は残ります。ただしことばが話せなかった子(無発語)が話せるようになったり、激しい癇癪を頻繁に起こす子が穏やかに生活できるようにはなります。

Q. 話す時に視線が合わないのですが、合うようにトレーニングすることはできますか?

A. 視線を合わせて会話をするとか、コミュニケーションをとるときに視線を合わせるというのは、とても多くの誤解を生んでいるフレーズです。よく「話す時、聞く時は相手の目を見なさい」と言って子どもに視線を合わせることを教えようとしている場面に出会いますが、その方法は間違いです。それをすることで他者とのコミュニケーションがどんどん苦手になっていったり、相手の目をずっと見続けて会話するなど弊害が生まれます。

私たちは通常、会話をする時に100%ずっと相手の目を見ることはありません。5秒でもじっと見られていると小っ恥ずかしく感じるレベルです(個人差がありますが)。それでは、何%視線を合わせていれば自然なのでしょうか?何秒視線を合わせて、何秒間逸らしているのが自然なのでしょうか?・・・これには明確な答えはなく、「人それぞれです」というのが答えです。

REONでは視線を合わせるトレーニングは他の方法で実施しています。

REONのお子さんへの対応方法や対応方針については、子ども発達相談のページもご覧ください。