社交不安症(社交不安障害・対人恐怖)のカウンセリング

人前での極度な緊張、電話対応への恐怖、他人の視線が気になって生活に支障が出ているといった「社交不安症(SAD)」。
REONカウンセリングでは、原因を脳内物質や過去の出来事に求めるのではなく、今起きている「不安を避けようとする悪循環」に焦点を当てます。応用行動分析学に基づき、その悪循環を断ち切ることで日常生活の自由を取り戻すための具体的なアプローチについて解説します。

社交不安症とは

社交不安症(Social Anxiety Disorder:SAD)は、以前は社会不安障害と呼ばれていました。視線恐怖や対人恐怖、対人緊張と呼ばれていることもあります。また、場面緘黙症とも共通点が多い精神科疾患です。
人前で極度に緊張したり、その緊張が相手に知られること、自分のふるまいによって恥をかいたり、否定的評価をされることを恐れたりするあまり、日常生活に支障が出ている場合にSADと診断される可能性があります。

これまでの相談内容から、SADの方が避けている状況や、対処方法の例をリストアップしました。ただし、例えば大勢の前で緊張すること自体はごく一般的な反応です。リストの記述にあてはまったとしても、それだけで問題になるわけではありませんのでご注意ください。

● 避けている・避けたい状況

  • 人前でのスピーチ
  • 取引先との交渉
  • 授業や授業参観、会議、町内・子ども会の会合
  • 他者との会話
  • 人前での電話対応
  • 試験や集会など拘束される静かな状況
  • 自分の子どもが人前で騒いだり迷惑をかける状況

● 緊張に気づかれたり、否定的評価を受けないようにするための対処の例

  • 早口で話し、できるだけ時間を短縮する
  • 声を小さくする
  • 発言を控え聞き役に徹する
  • 出張を避ける、休む
  • 町内会、子ども会の役員を避ける
  • 電話をするときは人がいない所でする
  • オフィスで、かかってきた電話をとることができない
  • 店員に質問することができない
  • お店で試着することができない(試着したら買う)
  • 他者から目をそらさない(あるいは目を合わせない)
  • 他者を視界に入れないよう常に下を向いている
  • ふるえなど身体の一部が動かないように常に力を入れる
  • 外出の際には帽子とマスクで顔を隠す
  • 人前で食事ができない
  • 汗をかいたり腹痛が起きるのを避けるため水分を極端に控える
  • 子どもが他者にあいさつやお礼を言うよう強く強制する(他者に悪い印象をもたれないように)

社交不安症の原因と治療

SADの原因としては「脳内の神経伝達物質(セロトニンやドーパミン等)の関与」と紹介されていることがほとんどですが、あくまでも推測であって解明されたわけではありません。また、脳内に原因を求めても具体的な治療法にはつながりません。

REONカウンセリングでは、社交不安障害の原因の究明はしません。それよりも、本人を苦しめている「行動の悪循環」を断つことによって、生活上の支障を具体的に改善します。

人それぞれ緊張や恐怖の対象は異なりますが、身体の緊張(動悸や息苦しさ、顔のひきつり、顔のほてり、ふるえ、腹痛など)や人前で否定的評価を受ける可能性があるふるまいを避けて生活している方が多いと考えられます。
しかし、身体の緊張は「避けたくても避けられない。それどころか避ける努力をするほどそれにとらわれてしまい、結果的に緊張が強まる」という性質があります(多くの不安障害にあてはまる不安や緊張の悪循環です)。
そこで、対人緊張などSADの症状でお困りの場合には、緊張や不安のメカニズムについて整理し、悪循環を断ち切る方法を練習していくことになります。

社交不安症の事例

当機関での具体的な支援プロセスと改善例をご紹介します。

▼ 改善事例と支援プロセス

社交不安(対人緊張)が強く、学校生活や日常生活に支障が出ている状態からの改善例。

▶ 対人緊張を克服した支援プロセスを読む

過去の相談事例・口コミ

実際に当機関の支援を受け、社交不安症や対人緊張を改善された方々からの感想を一部抜粋してご紹介します。

【高校生】対人恐怖で通学困難な状態から、アルバイトができるまでに改善

私は、対人恐怖と社交不安に悩んでおり、人と話したり学校へ通うことが難しく、それを克服したいと思っていた時REONに出会いました。
ここでの練習を通して改善されていき、人と話したり学校へ行くことにも不安を感じなくなり、最終的にバイトもできるようになりました。まだ高校生のうちにここに出会えて本当に良かったです。

(Googleの口コミより抜粋/2025年3月)

【社会人】職場での過剰な気遣い・対人悩みが軽減し、私生活でも行動範囲が広がる

仕事、職場の人との関わりに悩み相談させて頂きました。過剰な配慮をやめるための行動はとても厳しく大変でしたが、必要以上の気遣いをすることが減りとても過ごしやすくなりました。
私生活でも今まで出来なかったことが気軽に出来るようになり、行動範囲が広がり楽しみが増えました。本当にやって良かったと思います。

(Googleの口コミより抜粋/2024年1月)

この記事の執筆・監修者

仁藤 二郎(REONカウンセリング 代表)

公認心理師 / 臨床心理士 / 専門行動療法士

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