第1回日本子ども健康科学会オンラインセミナーの内容

  • 第1回日本子ども健康科学会オンラインセミナー「不登校になる直前のサインをキャッチして不登校を防ぐためには」に参加しました。
  • 講師の奥田健次先生(学校法人西軽井沢学園)からは、少子化する中で不登校が増えている現状についてさまざまなお話がありました。
  • そのなかには、行政がかかげる「不登校」の定義が実情を反映していないこと、行政のごまかしに騙されないように私たちが賢くならなければいけないこと(デタラメな話にごまかされない)、主観や感覚的に「よくなった」「悪化している」といった定性評価ではなく、客観的に、定量評価できるようになることなどのお話がありました。
  • また、支援する上では、即時対応が重要、子どもの要求や言動を全面的に受容してあげる方針は要注意、社会で通用するためには宣言(約束)した通り登校することが重要であることなどの話がありました。
  • 予防的観点からは、スマホやタブレットを子どもに与えることのリスクについても触れられていました。

REONカウンセリングでの取り組み

  • REONカウンセリングでも、講師の奥田健次先生の考え方を取り入れ、全面受容の方針ではなく、将来、自立した生活が送れるようになることを重視した支援を行っています。そのために何が必要か、ご本人やご家族と面接をしていきます。不登校状態を解消するためには、保護者にとって耳が痛い話し合いもあります。
  • 「子どもの好きにさせなさいとアドバイスされたが、このままでいいのか?」「充電している時期と言われたが、このまま再登校できるのか…不安」「無理やり登校させていいのか?判断できない」「家でだらだらYouTubeを見たり、ゲームしているけど、学校には行きたがらない」など、さまざまな不登校に関するご相談を受けています。