2025年2月1日(土)~2日(日)に開催された、第31回日本行動医学会学術総会・第26回日本子ども健康科学会学術大会(@順天堂大学 御茶ノ水キャンパス)に参加し3件の研究発表を行いました。

発表内容は以下の通りです。

  • 不登校および不登園となっている姉弟の母親に対する行動コンサルテーション−家庭内経済システムの導入と自発的登校行動の形成−
    仁藤二郎(REONカウンセリング・ウェルネス高井クリニック)、奥田健次(西軽井沢学園)

この発表は、最優秀演題賞に選ばれました。学校には行かなくてもよいとする風潮がある中、強制でもなく、子どもたちが自ら登校する選択をした本研究が評価され、不登校対応へのニーズの大きさを実感しました。

写真は大会長の松原知代先生と師匠の奥田健次先生です。詳しくは、体験記をご覧ください。

  • 休職や転職を繰り返すうつ病女性に対する自立活動支援―なんのために働くのか?に焦点をあてた介入―(ポスター発表)
    本田暉(REONカウンセリング・ウェルネス高井クリニック)、仁藤二郎(REONカウンセリング・ウェルネス高井クリニック)

本研究は、お仕事が継続できず、休職や転職を繰り返していたうつ病の女性クライエント2名に対する介入の報告です。なんのために働くのか?に焦点をあてた点が評価されたのか、グラフや手続きについての質問が多くありました。

  • 場面緘黙症の中学生に対する直接応答成立条件の検討―刺激フェイディングの効果の検討−(ポスター発表)
    井森萌子(ウェルネス高井クリニック・REONカウンセリング)、仁藤二郎(REONカウンセリング・ウェルネス高井クリニック)

本研究では、長期におよぶ場面緘黙の女子生徒に対して、超緻密なスモールステップを組んで、セラピストや担任と直接話せるようにした研究です。やはりその細かい手続きへの質問を多くいただきました。

引き続き、スタッフ一同、研鑽を積んでいきます。